家づくり日記
【住み香スタッフ家づくり日記vol.5】小屋裏エアコン編
家づくり日記
みなさま、こんにちは。
住み香の羽土です(^o^)/
羽土家の「家づくり日記」第5弾。
▽vol.1:土地選び・地盤改良工事編
https://takahashi-ks.com/blog/21839
▽vol.2:基礎工事編
https://takahashi-ks.com/blog/21960
▽vol.3:打ち合わせ・建前(棟上げ)編
https://takahashi-ks.com/blog/22246
▽vol.4:仕様決め編
https://takahashi-ks.com/blog/22256
今回は、我が家が採用した「小屋裏エアコン」についてご紹介します^^

実は、小屋裏エアコンは”失敗“が多く導入が難しいといわれていて、住み香でもまだ施工をしたことがありませんでした。
ただ一方で、小屋裏エアコンはとても省エネで快適!
今後、お客さまに自信を持ってご提案できるよう、「我が家が実験台になってみよう!」と思い採用しました。
小屋裏エアコンとは、小屋裏(屋根裏)のスペースにエアコンを置いて「空調室」にし、その空調室全体を冷やして発生した冷気を吹き抜けやダクトなどを通して各部屋に送る仕組みのこと。
「冷えた空気は下にさがる」という物質の原理を利用した仕組みで、各部屋に設置する一般的なエアコンと違い風が直接当たることもなく、家全体を快適に保つことができます。
設置する冷房エアコンは、小屋裏の1台です。
業務用の特別な機種ではなく、市販されているエアコンを弊社の基準で選定したものであればOK です。
夏は小屋裏エアコンだけをつけっぱなしにしておけば、光熱費を抑えながら快適に暮らせます。連続運転の場合には初期運転の時と違い消費電力が低いため付けたり消したりあえてしない方が省エネになります。日中に関しても基本的に太陽光発電があるので電気代はかかりません。

ではなぜ、そんなに優れた小屋裏エアコンを採用している新築住宅が少ないのか?
それは冒頭にもお伝えしたとおり、安易に採用すると失敗してしまうからです。
まず、小屋裏エアコンを適正に機能させるためには、住宅自体が高気密・高断熱でなければなりません。
小屋裏自体が熱くなってしまうと冷房効率がとても悪くなってしまうため、特に屋根の断熱に関してはしっかり行う必要があります。
あわせて、「日射遮蔽」についても考慮が必要です。
夏の強い日差しが入り放題の家であれば、冷房の負荷が大きくなります。
また、小屋裏の結露にも注意が必要です。
小屋裏だけ冷えて他の部屋に冷気をうまく届けられなければ、小屋裏の結露リスクが上がります。
他にも、エアコンを適切に機能させるために「リターン」の開口部分をどこにもってくるかなど、注意すべき点がたくさんあります。
(※リターン:次に冷やす空気を小屋裏へ供給するための開口部)

…というように一筋縄ではいかず、高い設計力と施工力を求められるのが小屋裏エアコンですが、気密・断熱性能に相当な自信がある住み香ですので、我が家での実験も必ず成功すると思っています。
完成見学会で、みなさまにお披露目できることを楽しみにしています^^
いよいよ我が家も完成し、次回は引き渡しの様子をお伝えします!
どうぞお楽しみに♪