「階段」で暮らしが変わる!? 家づくり講座〜階段編〜

家づくり講座

みなさま、こんにちは。
住み香の羽土です(^o^)/

「リビング階段がいいかな」
マイホーム検討の際、“なんとなく”そのように考えている方も多いのではないでしょうか?

たしかに近年、リビング階段は特に子育てファミリーから人気を集めています。
ただし、すべてのご家庭にリビング階段がおすすめかというと、そうとも限りません。

つくる場所や形状などによってメリットデメリットが違ってきますので、ご家族の暮らしにあわせて選んでいただきたいと思います。

まず、階段をつくる場所は、大きく分けて2つ。リビングか、それ以外か、です。
そして、リビング以外の場所はどこかというと、玄関を入ってすぐの場所か、廊下の奥の目立たない場所かの2択になります。

では、それぞれの特徴を見ていきましょう\(^^)/

<1. リビング>

リビング階段にするメリットはなんといっても、家族のコミュニケーションです。
子どもたちがある程度の年齢になったときも、帰ってすぐ2階の自室に上がってしまって顔をあわせることがない…なんていうことになりません。

一方、リビング階段にもデメリットがあります。
その一つは、「子どもの友だちがきたときに必ずリビングを通る」ということです。
毎日のようにお友だちが遊びにくるようなご家庭では、リビング階段にしないほうがいいかもしれませんね。

<2. 玄関のすぐ近く>

玄関を上がってすぐの場所につくるメリットは、帰ってきて2階に直行できるということ。出かけるときも同じです。リビング階段のデメリットをもっとも解消できるのは、このタイプです。
ただし、玄関から丸見えになるということは、階段のデザインがお家の印象にもかかわってくるということ。階段のデザインにこだわるためには、それなりの金額がかかります。

<3. 廊下の奥>

玄関を上がって、廊下を進んだ先に階段を設けるパターンです。
この場合、階段のデザインをそこまで気にする必要はありませんね。「階段にできるだけお金をかけたくない」という方におすすめです。

あとは、階段の形状です。大きく分けて、ストレート、L字、コの字の3タイプがあります。

ストレート階段はその名の通り、真っ直ぐな形状の階段です。真っ直ぐなので、大きな荷物も運びやすいのがメリット。階段下のスペースを最大限に活用したい方にもおすすめです。
ただ、万が一、足を踏み外してしまった時に、一気に下まで転げ落ちてしまうというデメリットも。その点、L字やコの字の場合、曲がり角で一旦止まることができます。
ただしコの字の場合は、曲がり角の三角形の踏み板が多くなることで、足を踏み外すリスクが高まります。この点も、設計段階での配慮が大切です。

ストレート階段、L字やコの字の階段に比べて省スペースでつくれるのもメリット。階段以外のスペースを少しでも広く取りたい方は、もっとも省スペースなストレート階段がおすすめかもしれません。

また、できることなら、階段は家の真ん中につくるのがおすすめ。
なぜなら、階段を上がった場所が2階の真ん中にくることで、各部屋までの経路となる廊下が最小限で済むからです。

ぜひ、参考にしてみてくださいね(^^♪