設計士が語る
設計士ブログvol.4 「住み香の間取りのつくりかた」
設計士が語る
みなさま、こんにちは。
住み香の設計担当、西口です (^o^)/
「設計士さんって、どうやって間取りを考えるんですか?」
そんなご質問をいただくことがあります。
それぞれでやり方やこだわりは違うと思いますが、私の場合は、“お客さまになりきる”ことから始めます。
そのために、とにかくたくさんお話を聞きます。

また、お客さまへのヒアリングの際、必ずお聞きするのは今回の家づくりで「一番やりたいこと」。
家事動線を重視したい、収納がたくさんほしい、趣味を楽しめるスペースをつくりたい、家族との時間を大切にしたい…
家づくりに対するご要望は挙げればキリがありませんが、その中でも一番やりたいことは何か。
その「一番やりたいこと」を10割叶えられる間取りにして、その他は7割の部分があってもいい。
すべてが8割の家よりも満足のいく家になるのではないかと、私は考えています。
家づくりを進めていくと、これもいいな、あっちがいいかも…と、新たな希望が出てきたり、希望が変わったりすることも多々あります。
そんな気持ちの赴くままに進めてしまうと、家が建った後、「こんなはずじゃなかった…」という後悔にもつながりかねません。
そうならないためにも、「一番やりたいこと」を最初に定めておく。
そうすれば、本来の理想の家づくりに立ち返ることができると思います。
そんな「一番やりたいこと」を含めてご要望をしっかりお聞きした上で、かつ、土地の周辺環境も考慮しながら間取りプランをご提案するのですが、私は最初のお打ち合わせの後、必ず1〜2日の間に1つ目の案を作成するようにしています。
記憶が新しいうちに。熱量が高いうちに。
これが、私のこだわりです。
お客さまになりきるためには、お会いしてから時間が経っていないほうがいいと考えているからです。
そこから1〜2日空けてもう一度、作った間取りを見てみます。
より客観的、俯瞰的に見るためです。
そうすると、「ちょっと違うな…」と思うこともよくあり、その場合は修正をかけていきます。
これを、もう1〜2ターン繰り返します。
3日に1回程度のペースで見返していると、さらにいい案が急に思いついたりもするんです。

その間に、他のスタッフに意見を聞いたりもします。
私は男性なので、特に女性スタッフの意見はとても参考になります。
設計にはそこまで詳しくないスタッフの場合、よりお客さま目線で指摘をしてくれることもしばしば。
1時間悩んでもいい案が思いつかなかったのに、他のスタッフの一言で解決することもあります。
それらの意見や指摘をすべてプランに反映した上で、お客さまへの最初のご提案に臨みます。
もちろん、ご提案する間取りはすべて、お客さまのご要望を叶えつつ“構造的にも強い”というのが鉄則です。
それぞれのご家族が考える、安心・快適に暮らせる家づくり。
一緒に叶えていきましょう♪
インスタアカウント「設計士夫婦|nishi(@madori_nishi)」では、設計士が考える“暮らしが豊かになる間取り”を日々投稿しています。

ぜひ家づくりの参考にご覧ください^^
コメントもお待ちしています♪