住み香の家づくり
設計士ブログvol.3 「窓はない方がいい??日本の家づくりにおける窓の話」
設計士が語る
みなさま、こんにちは。
住み香の設計担当、西口です (^o^)/
いきなりですが、みなさんご自身の家に『窓』は欲しいと思いますか?
住み香では、高気密・高断熱の家づくりを謳っています。
ただ極端な話、窓をゼロにすれば気密性は簡単に上がります。
“すき間”がなくなるからです。
最近はそういう理由もあって、窓を小さくしたり窓の数を減らしたりする新築住宅が増えています。
窓を減らせば、予算も削減できます。
防犯面やプライバシー面を考えても、窓は少ないに越したことはありません。
ただ、私は個人的に、窓はすごく大事なものだと思っています。

四季がある日本では、春になると桜が咲き、梅雨が明けると緑がまぶしい夏が訪れ、山々を彩る秋がきて、雪が降る…。
季節によって吹く風も違えば、においも違います。
窓がなければ、そんな日本の“美しさ”を感じることができません。
心地いい風も感じられません。
窓は光を取り入れるだけではなく、暮らしを豊かにする材料の一つだと思っています。
窓から視線が抜けることで、お部屋自体が広く見える効果もあります。

みなさんは、そんな窓をなくしてしまってもいいと思いますか?
とはいえ、“全面ガラス張り”にしていいかというと、そういうわけではありません。
何事も、適材適所。
方角や周囲の環境などによって、窓の大きさや種類、形、位置を細やかに決めていくことが大切です。
また、窓を1つ設ければ自然と風が入ってくるわけではありません。
風は、入り口と出口があってはじめて通ります。
そのため住み香では、風の動きも計算しながら、対角線上に窓を配置するよう心がけています。

光の入らない北側には、窓は不要?
そんなこともありません。
北側であっても、窓がないと狭く感じてしまったり、逆に窓があることで視線が抜けて奥行きを感じられるようになったり、景色が素敵な場所だったりする場合には、プライバシーや防犯性に配慮しつつ窓を配置します。
もちろん、気密性は損なわないようにするのが大前提です。
気密性に関しては、窓まわりの処理も重要です。
住み香の家はこの処理がしっかりできていることで、高い気密性を確保できているともいえます。
窓は、外観デザインにも大きく影響します。
窓の高さを揃えたり、上下階の窓の位置をできるだけ揃えたり。
せっかくのデザインを損なわないよう配慮して設計しています。

窓は、豊かな暮らしに欠かせないもの。
私はそう考えています。
みなさんは、いかがでしょうか?
こんな家にしたい。
こんな暮らしがしたい。
たくさんお話しながら、素敵な家づくりを一緒に叶えていきましょう^^
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