イベントレポート
屋根の種類は意外にも豊富??屋根選びのポイントをご紹介!
家づくりコラム
みなさま、こんにちは。
住み香の羽土です(^o^)/
外を歩くたび、何気なく見ている屋根。
意外にも、そんな屋根にはたくさんの種類があるんです(^^)
今日は、家づくりの際の参考にしていただけるよう、主な屋根の形と選び方のポイントをご紹介いたします!
<切妻屋根(きりづまやね)>
本を開いて逆さにしたような形をした、いわゆる“三角屋根”。住宅の屋根としてもっとも一般的ともいえるのが、切妻屋根です。
デザイン的に綺麗なことに加えて構造も単純で、雨漏りのリスクが少ないこと、比較的コストがお安めなことが、切妻屋根のメリットといえるでしょう。
屋根の角度を変えることによって、家の表情もさまざまに変化します。
<片流れ屋根>
一枚の屋根が、一方向に傾斜している屋根を片流れ屋根と呼びます。スタイリッシュな見た目で人気を集めている屋根形状です。
一枚の屋根面積が大きくなることで、太陽光パネルを載せやすいというメリットがありますが、雨樋が一方向にしかつけられないという点に注意が必要です。雨樋が一つだと、つけるコスト、修理するコストも一つ分でいい反面、すべての雨水が一つの雨樋に集中してしまうので雨水計算をしっかり行いましょう。屋根の高さを活かして小屋裏スペースを作るのもいいですね!
<寄棟屋根(よせむねやね)>
20〜30年前に、一時期流行した寄棟屋根。どっしりと重厚感のある見た目で、落ち着いた雰囲気の外観にしたい人におすすめの屋根形状です。メリットは、耐久性や耐風性の高さ。一方、数ある屋根の種類のなかで屋根面も4つ、雨樋も4つと一番多く、工期やコストが多くかかってしまう傾向にあるのが寄棟屋根のデメリットです。
<招き屋根(差しかけ屋根)>
切妻屋根の一方の屋根面を長く、もう一方を短くし、段違いにした屋根のこと。太陽光パネルの設置などのため、北側と南側で屋根面の勾配を変えたいといった時に適した屋根形状です。
屋根が段違いになっていて互いに支え合っていることから、耐風性に優れている招き屋根。雪が解けにくい北側の屋根面を小さくすれば積雪量を減らせるというメリットもあります。
<陸屋根(りくやね・ろくやね)>
平らな屋根のことを指し、平屋根やフラット屋根と呼ばれることもあります。
箱形のスタイリッシュな外観になることから、人気を集めている屋根形状です。また、屋根を屋上として使えるのも大きなメリット。特に都市部において、屋上も住宅スペースとして使いたいという理由から、陸屋根が多く採用されます。
ただし陸屋根は、一般的な傾斜のある屋根と比べて、どうしても水はけが悪くなってしまうのが最大のデメリット。定期的なメンテナンスを怠ると、雨漏りのリスクが格段に高くなってしまいます。
以上、主な屋根の種類をご紹介してきました。
これらのうち、郡上での家づくりにおいて屋根を選ぶ際に気を付けるべきなのは、なんといっても雪問題です。
雪を考慮せずに屋根の種類を決めてしまうと、後々の大きなトラブルにつながりかねません。
たとえば、1か所にしか雪を落とせないという場合には片流れに、全方向に分散させて落としたいなら寄棟屋根など、デザイン面だけでなく、敷地や周辺環境との関係も考える必要があります。
また、郡上で新築をお考えの方に陸屋根はおすすめしていません。
もし陸屋根にするなら、必ず屋根の雪下ろしが必要となります。
雪をつもったまま放置しておくと、家がつぶれてしまうからです。
若いうちは平気でも、将来、年齢を重ねたときにはどうでしょうか?
どうしてもフラットな屋根にしたいという場合には、郡上の中でも美並エリアなど、少しでも雪が少ない地域を選んで土地探しをされることをおすすめします。
また、正面からの見た目だけのこだわりであれば、パラペットを立ち上げて箱形に見せることも可能です。
外壁材を多く使うことになりますが、必要な屋根材が減るためにコスト的に大きくは変わりません。
屋根選びの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね!