リフォームor建て替え? 判断基準とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介!

家づくりコラム

みなさま、こんにちは。
住み香の羽土です(^o^)/

「家を建ててから、数十年。
そろそろリフォームしたいけど、たくさん直したいところがあって、かなり費用がかかりそう。いっそのこと、建て替えたほうがいいのか…」

このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

たしかに、リフォームと建て替えにはそれぞれメリット・デメリットがあり、コストを含めて判断に悩むのは当然のこと。
私たちもご相談をお受けすることがありますが、そう簡単にお答えできる内容ではありません。

そこで今日は、リフォームと建て替えでお悩みのみなさまの参考にしていただけるよう、どのような場合に建て替えが向いているか、またそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介いたします!

まず、修繕すべき場所が多すぎるとき
このような場合には、建て替えを検討されたほうがいいかと思います。
建て替えの際には古家の解体費用もかかるため、一般的にはリフォームよりコストがかかりますが、リフォーム箇所が多い場合には一概にそうとも言えません。

次に、リフォームでは希望する“快適さ”を得られないときです。
リフォームによって見た目がキレイでオシャレになり、設備が新しく使いやすくなっても、寒さや暑さを我慢して暮らさなければならないとしたら、本当に快適になったといえるでしょうか?
もちろん、内窓リフォームなどによってある程度、断熱性能は上げることはできますが、最近の高断熱住宅のような快適性にはほど遠い状態。

建て替えであれば、高性能な断熱材「アイシネン」や24時間換気システムなどを取り入ることによって、希望どおりの快適さを手に入れることができます。

さらにリフォームの場合、既存の柱の制約を受け、希望する間取りを叶えられないことも…。そのようなときには建て替えが必要です。

また、昭和56年の建築法改正以前に建てられたお家の場合
よほどしっかりとした造りで、壊すのがもったいないというお家でない限り、建て替えて基礎からやり直したほうが安心かと思います。

このように建て替えは、希望通りの間取りや快適さ、安全性を得られることが最大のメリットですが、デメリットはなんといってもコストです。
税金の特例措置もあるものの、滅失登記や解体工事費用など、リフォームでは必要のない費用が発生します。また、工事期間中の仮住まいも必要です。

一方のリフォームは、予算を抑えながら、好きな場所だけに手を入れられるのが最大のメリット。工期も短くて済みます。
ただし、かえって手間がかかったり、断熱改修など大規模な工事をすれば高額になった上に、トータルとしての快適性は上がらなかった…ということもしばしば。

リフォームと建て替えのどちらがいいかは一概にいえるものではなく、求める性能や間取りによって、また予算によってなど、さまざまな角度から検討していく必要がある問題です。
非常に難しい選択となりますので、お悩みの際にはぜひ一度、当社にご相談にお越しください。

みなさまにとってどの選択がベストか?
一緒に考えていけたら幸いです。