子育ても夫婦それぞれの趣味も全力で楽しむ家

二階建て

今回ご紹介するのは、郡上市八幡町のT様邸
T様ご家族は、元気な男の子が2人、お腹の中に1人いる子育てファミリーです。

子育てのことを考えながらも、それぞれの趣味を全力で楽しみたいというご夫婦。

まず、アウトドア好きのご主人用に、玄関を入って右手に土間スペースを確保しました。
汚れてもさっと洗い流せる土間は、釣り道具やキャンプギアを気兼ねなく持って入れてとっても便利!

無骨な印象のOSB合板を採用した壁には、釣り竿をかけられるようになっています。
より男前な空間に仕上げるため、天井の色やスイッチにもこだわりました。

一方、着付けをされる奥様からは、和室がほしいとのご要望。
着付けのときだけでなく普段使いもできるよう、扉を開放すればLDK空間の一部に、扉を閉めれば個室として使えるような和室を提案しました。

着付けのお客さまが来られるときには、玄関から直接和室に入れるような動線も確保
また、お客さまがトイレを使われることも想定し、家族のプライベートスペースを通らずトイレまで行ける動線も確保しています。

慌ただしい毎日を過ごす子育てファミリーにとって、家事動線の設計も重要です。

玄関からリビング、玄関から和室へと直行する動線も確保しつつ、玄関から脱衣室、ランドリールーム(家事室)を抜けてキッチンに入る動線も確保。
それぞれの部屋の距離が遠くなったり、ぐるっと遠回りしたりする必要がないように、8の字でぐるぐる回れるような回遊動線を叶えました。

ランドリールームに手洗いがあるので、帰宅時に手を洗ってからキッチンに行くことができますし、ランドリールームがキッチンと隣り合わせなのも大きなポイント。
家事がとてもスムーズに進みます。
完成見学会に参加されていたみなさまからも大好評でした^^

LDKのポイントは、廊下から入ってきたときに正面に見える大開口!
実は2つの窓が並んでいるのですが、カーテンを両サイドにまとめるようにして、2つの窓が1つに見えるような工夫を施しました。

リビングは明るく開放感たっぷりな一方で、キッチンは少し天井を低く設定
キッチンに立ってリビングを見た時に、より広く見える視覚効果が期待できます。
キッチンの天井の木目のラインを縦向きにすることで、奥行き感も演出しています。

また、LDKのスイッチの高さを少し低くしているのですが、扉の取手とラインを揃えることでスッキリした印象に。
ちょっとした工夫を重ねることで、実際の18帖よりも広く感じられる空間になりました。

2階には、4.5帖子ども部屋が2つと、主寝室、ファミリークローゼット。
郡上では6帖や8帖の広い子ども部屋が多い中、4.5帖でも問題ないということを実感いただけたかと思います。

その分、階段をのぼったところに大きめのファミリークローゼットを設置
一箇所に家族全員分の収納をまとめることで、それぞれの個室に洗濯物をしまいにいく必要がなくなりますよ^^

寝室は、白を基調とした他のお部屋と比べて、ぐっと落ち着いた雰囲気に。
枕がくる方に光が当たらないよう、照明の位置にもこだわりました。

ぜひ、家づくりの参考にしてみてくださいね!