これだけは知っておきたい!太陽光発電システムを検討する際に“最低限”必要な基礎知識

家づくりコラム

みなさま、こんにちは。
住み香の羽土です(^o^)/

マイホームをご検討の際、太陽光発電システムを導入しようかどうか迷われているかたも多いかと思います。

ですが、そもそも太陽光発電にまつわる機器や単語の意味がよくわからず、自分では検討のしようがない…
そんなお声も多く聞かれます。

そこで今日は、家づくりをご検討中のみなさまに向けて、最低限知っておいていただきたい太陽光発電の基礎知識をお伝えいたします!

太陽光発電システムは、太陽光パネルを屋根に載せて発電を行いますが、載せる枚数が多ければ多いほどたくさんの電気を発電します。

この“発電する量”のことを「発電量」といい、発電量は「kWh(キロワットアワー)」という単位で示されます。

一般的に「kW(キロワット)」は、家電などを動かす際に必要となる電力「消費電力」の単位として使われていますが、太陽光発電におけるkWは、太陽光発電システムのシステム容量、つまり“発電能力”を表します。

そのシステム容量(kW)に「時間(h)」をかけた「kW×h=kWh(キロワットアワー)」が、1時間あたりどれだけ発電できるかを表す実際の発電量になるというわけです。

たとえば、システム容量5kWの場合、単純計算すると1時間で5kWhの発電量を確保できるということになります。(損失係数については省略します)

容量をたくさん載せれば載せるほど発電量が増えるということになりますが、住宅に導入する場合はシステム容量10kWまでという決まりがあり、実際はパネルを設置する屋根の広さや費用などの関係で、3~5kWの容量を載せるご家庭が大半です。

設置環境によっても発電量は左右されます
日照環境もそのひとつ。
日射量は地域によって異なるため、同じパネルを同じ容量載せても発電量は違ってきます。

たとえば、システム容量1kW当たり、日本で一番年間発電量が少ないのは秋田県で902kWh、一番多いのは山梨県で1,436kWh。
南に行けば行くほど多くなるかというとそうではない、ということになりますね。
ちなみに、全国平均は年間1,234kWhであるところ、岐阜県は第10位で1,320kWhです。(出典 太陽光発電総合情報)

ご想像の通り、日射量は季節によっても異なります
もっとも日射量が多いのは8月ですが、発電量がもっとも多いのは4月や5月
真夏はパネルの温度も上がり、発電効率が落ちてしまうのがその大きな要因です。
もちろん、太陽光が届きにくい雨の日や曇りの日は発電量も減少します。

また、発電量にはパネルを設置する方角や角度も影響します。
できるだけ多くの太陽光がパネルに当たるようにするには、真南に設置するのがベスト
南向きに設置出来ない場合は、朝日と夕日があたる東西に向けるといいとされています。

また、太陽光の当たる角度「入射角」が直角に近いほど多く発電します。
日本では、20〜30度に設置すると直角に近くなるといわれています。

これらの具体的なデータについてはご相談先の会社でシミュレーションや解説をしてもらえるかと思いますが、ご自身でも判断ができるよう、ぜひ最低限の知識として身につけておいていただければと思います。

次回は、実際に「どれくらいの容量の太陽光パネルを載せればいいのか?」について検証していきたいと思います!

ぜひチェックしてくださいね♪